豚骨王国に住んでるわけじゃないですか。
それぞれのライフスタイルに応じて,国民それぞれが好きな豚骨ラーメンってのがあるわけですよ。
ネットじゃめちゃくちゃ叩かれるけど,家庭の文化としてラーメン食ったことなかったら一蘭・一風堂が一番好きな人もいるし(主に女性が多い気がする),
「どこにあんのよ?それ?」みたいな町のラーメン屋が好きな人もいるし(これがポピュラーな気がする),
違いもよくわからないのに長浜論争を吹っかけてくる人もいるし(これはおっさんばっかり),
そんな感じでみんながみんな心に抱くラーメン屋があるわけです(ちなみに僕はもう存在しない,”角屋ラーメン”)。
でも,そんなラーメン屋に共通してあがる問題点が「物価高騰」。
休日ふらふらお昼にラーメンを食べたり,飲みの締めにラーメンを求めたりするわけですが,一様に価格帯がグッとあがっています。
だいたい¥700~800。県外の旅行客からするとそれでも安いんでしょうけど,平成一桁世代ぐらいまでは「おぉい・・・」となる気持ちを抑えられないんじゃないんでしょうか。
そんな中,「お前マジかよ・・・」という値段設定が,昭和食品工業が運営する「はかたや」,通称はかラー。
20年ぐらい前は1杯¥250とかだったはず。でも周りのラーメン屋がそこそこのクオリティで¥500前後だったため,正直仲間内では「はかラー(笑)」感があった。
でも,このご時世。福岡拠点のグルメインフルエンサーたちも,「元長・一双・・・はかラー!?」と言わんばかりにこぞっと取り上げている。
しかも,「おいしい!」「この味がこんな値段なんて!!」と高評価。知らん人のSNSでもだいたい高評価。
大人になって,まさかこんな時代が来るなんて思わなかった。
だって,「はかラー(笑)」だったんだもの。
ソウルフードなのは間違いない。でも,「しゃーねぇ,行くか!」ぐらいのお店。
でも年取ると「あれ・・・うまくない?」から始まって,インフルエンサーじゃないけど,「え・・・ワンコインで替え玉までいけんの?」というコスパの良さも感じる。
あとだいたいめっちゃ開いてる。早く閉まる店でも22時ぐらいなので,「なんか小腹すいたな~」で食べられるし,24時間店舗のアクセスの良さが神。っていうか24時間店舗がまだあることがすごい。
そんなこんなで僕も今では月1ペースぐらいで食べるラーメンのポジションにはかラーがいます。
本当は「膳」に行きたいんだけど,お前は利便がいいところにいなさすぎる。
なんでこんな記事書こうかと思ったのかというと,この間,免許更新がてら「はかラーでいいや」と思って堅粕まで歩いたら,週末なのもあったけど「家族連れ」で店がごったがえしてたからです。
ヘイ,ジャパン。もっと豊かになろうぜ。
はかラーはこどおじのオアシスであれ。
