がらくたおきば Ver.3.1

映画/お笑い/特撮/EUROBEAT・メタル・80's・90's/アイドル/ロボゲ・音ゲ・レース・レトロ/パチ・スロ/ウイスキーでgdgd/世界史で飯を食えたらかっこいい/物事の本質はくだらないものの中にこそあると信じてるタイプ

5/10(日)

サービス業で生活する人が本当にすごい。特にこの連日感じているのは,カスタマーセンターのコールセンターで働く人とかが本当にすごいと思う。1日に何十回も同じ内容・似たような内容を問い合わせされて,そのたびに死ぬほど明るく丁寧に説明してくれるあの人たちは,修行僧とかもうなんかそういう存在だと思う。

 

聞いてくる人は悪意はないし,本当に困っているんだろう。しかし,聞かれるほうはたまったもんじゃない。何度も何度も同じことを同じように説明し,気がおかしくなりそうになるのは間違っているのだろうか。「困っている人を助ける」ことのそのものはそんなに嫌なことじゃない(これは人によるんだけど)にも関わらず,それが大挙して押し寄せてくると,「ちょっと待ってくれよ本当に」という風になる。今の医療現場の逼迫した状態もそういうところからも来ているのかなと思う。

 

世間はだんだんコロナ禍の今から「ポスト・コロナ」の状態を想像する段階へと移りつつある。芸能人たちが立ち上がって公務員の定年延長を高らかに反対し,「あと1ヶ月ぐらいかー」と思われていた自粛ムードは「段階的解除」という魔法の言葉であたかももう間もなくほぼほぼ全員解放されるかのような空気が徐々に徐々に醸成されつつある。

緊急事態宣言後も前線で戦い続けている医療従事者や,不安から押し寄せてくる人々のPCR検査を粛々とこなし続けている保健所のみなさま,僕はそういう「誰かのために陰ながら戦い続けている人たち」のことも忘れないで,もう少し長引くであろう,この状況を過ごしていきたい。

 

政府は「何も言わずにみんなわかってくれるよね?」スタイルをいい加減にやめないとダメだろう。このスタイルが結局すべて裏目に出ているように思える。言えないことが多いのもわかるけど,もう言わないとわからない人のほうが多いし,そういう日本人同士で「ハラ」を共有しながらっていうのを国民とやるのはもう無茶がある。こんなことここに書いてもどうしようもないんだけど。