がらくたおきば Ver.3.1

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6/9(木)

生きるって面倒だな,談義の回

 

かつて宇多田ヒカルは「人間生活をしたい」といって数年,音楽活動を休んでいた。僕が家を出た理由も割と近いものがあって,「この歳までこどおじってどうなの」ともやもやしていたら,いい物件を見つけて,まさか家族も全員「やっとか!」というリアクションをされるとは思わず,急なタイミングで家を出ることになった。

ある程度,生きるグッズがそろってきたので,ほぼほぼ完全に生活拠点が一人暮らしの家になってきてつくづく思うが,この宇多田が求めた「人間生活」っていうのは本当に面倒だな,「実家暮らし」って死ぬほど神ってるとこの2週間ぐらいでしみじみ感じている。

別に炊事・洗濯はもともとそんなに苦ではない。やれと言われればある程度できたし,やる必要に駆られなかったから特別やってこなかっただけで。しかし,その選択肢の幅を広げるためには,時間が足りなさすぎる。

仕事をある程度終わらせて,スーパーとかによってみるものの,もう仕事終わりの時間帯には選択肢が少なすぎる。一番帰り道で寄りやすいスーパーは,どうも6時から特売を始めているようで,仕事終わりに突撃すると総菜の棚はスッカラカン,みたいなシチュエーションにたった2週間ぐらいで幾度となく出会っている。これは無理だ,一人でサクッと食べられる和モノの総菜とか,ちょっとしたサラダとか,そういう選択肢をとることができない。結果,主食を作って夜が終わる。これに付随すると,忙しさが増すと,食べる時間というものが削られていく。一日だけ本当に怠すぎて,酒飲んでつまみ食ってたら寝る時間になってた日があった。こんなんで「健康になれ!」とか一人暮らしの成人男性に対しては無茶な要求ではないだろうか。

行政手続きも,暮らす街のサービス度によってめちゃくちゃ変わることをしみじみ感じている。実家がある市は,市内に複数個所あるコミュニティセンターで,書類の発行手続きを9時まで受け付けてくれている。これはめちゃくちゃ便利だ。残業しても住民票を楽勝で手に入れられる30年間だった。でも,引っ越した市はコミュニティセンターがない。近場で週末なんか出張サービスをやってくれているみたいだけど,微妙にかゆいところに手が届いていない。「行政サービスのクオリティ」を30年の人生にして初めて感じている。あと,銀行。仕事抜けださないと手続きとか無理や。勘弁して。

大学で一人暮らしを始めた人たちはこういうことを18ぐらいのときにもうやっていると思うと,「そりゃ大人としての成熟度に死ぬほど差が出るよなぁ・・・」としみじみ感じている。己の幼さに辟易する。

しかし,気兼ねなくいろいろなところをふらふらできるようになったのは大きい。週末は鹿児島。まぁ,これはリフレッシュですね。

 


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